こんなはずでは・・・。一年で会社をやめた人の就活で後悔したこと3選

CMでも騒がれてきましたが、3/1から就活解禁となります。これから面接や筆記試験などを経て晴れて内定をとれます。私にもそんな時期がありました。

ですが残念なことにやっと手に入れた内定も、いざ働いてみたら合わずに辞めてしまうってことが結構あります。私もそのような人種の一人です。

今回は一年ももたずに仕事を辞めてしまった私の就活で、最も悪かったと思ったことを振り返ってみました。これに気を付ければ、私のような後に響く就活をしなくて済むと思います。

①自分を過信しすぎる

多分これが一番大きく、自分のことを「過信」しすぎたことです。私は自分なら割となんでもできるだろうと思ってしまいました。今思うとTwitterで働く人が文句言いながらも働いている姿を見て、こんな人よりも仕事ができるはずだと上から目線で見ていたからだと思います。

ですが苦手なこともあります。私は話すのが苦手です。特に初めましての人に話すときはかなり多大なエネルギーを使うタイプです。そのうえ仲良くなるまでにかなりの時間を使います。

私は証券会社の営業職に入社しました。証券営業は仕事上お客様に話さないといけないです。おまけに一年目は新規開拓で見ず知らずの家に訪問したり、ある地域の見ず知らずの自宅に電話することが業務でした。今考えてみると自分の性格とは最悪の相性の職業でした。

就職が決まったときでも私は相変わらず自分を過信しており、話すことが苦手でも仕事をやっていけば慣れると勝手に思っていました。しかしふたを開けてみたら慣れるなんてことはなく、余計に話すことが億劫になっていました。そして唯一残っていた謎の自信がどんどんなくなっていき、最終的には退職していく形になりました。

この経験から、過信が自分のできることを捻じ曲げてしまったのではないかと考えています。仕事を続けるのも自分ができると思うことなら呑み込みも早くできるようになります。ですが、できないことや苦手なことで仕事をしていくと苦手なことにエネルギーを割いてしまって成長するための余裕がなくなってしまいます。

結局できないなら不得意分野は捨ててもいいと思います。特に私のように苦手がはっきりわかっているなら、自分ができる範囲の仕事で選んでみるべきだとおもいます。

②キャラクターを偽った

昔読んだ就活についての参考書に「自分のことがよくわからない人は他人に聞いてみよう。そこから新しい自分に気づくことで違った可能性を見つけることができます」と書かれていたものがありました。

その話を鵜呑みにして色々な人に自分はどんな人かと聞いてみました。

就活課の人は「とてもさわやかで話ができる、真面目な人」と評価されました

友達からは「元気で明るい人」といわれました。

アルバイト先の知人からは「寡黙で頭がよさそうな人」といわれました。

親からは「静かな子」といわれました。

社会で生きているとその場所によって自分の仮面をつけ変えています。ですので今聞いた評価はあくまでそのコミュニティに属したときの自分の反応の一つです。だから他人からの評価はあくまでコミュニティ限定のャラクターです。それが職場で使えるキャラクターといえば決してそうではないです。

このキャラクターを総合すると「元気で明るく、話すときは話せて、仕事中は寡黙で真面目」というたぶん新卒の欲しい条件として適性がある人間である評価が下されそうです。就活中はこのキャラクターで進んでいきました。本当は仕事は話すより静かに雑務をこなすほうが得意であることであるにもかかわらずです。

結局上記のキャラクターを貫いて自分の本心に嘘をついて、のちに仕事がしんどくなるきっかけを作りました。その後の人生の3分の1を過ごすのが職場なのに、自分を偽ってキャラクターを演じるのは難しいです。

この経験から他人から見える自分よりも、自分をよく知ってどんな人間なのかを理解するべきだと思います。見栄を張った自分を評価されて入社できたとしても、実際のキャラクターは全然違うとかなり仕事がしんどくなります。話すのが苦手なのに営業に飛び込んでいくってことがいかにストレスになるのかが就職してから気づかされました。

面接官は偽った私自身をいいと思って採用します。それならばキャラクターを偽らずに普段の自分のスタイルで面接を受けてみるべきだと思います。自然体の自分のことが好きな企業も世の中にはあります。(最低限のマナーは守る必要があるが)

自然体ではなく、内定をもらうためのキャラクターを演じている人はそのことも踏まえて面接を受けてください。本当に自分に合わないと思う環境ってのがありますから。

③お金で仕事を決めてしまった

普通はこれから先何年も働く会社を選ぶために就活をするものですが、私はそんなことは思っていなかったです。

正直かなり舐めた発想ですが、「会社で経験を積む、無理なら転職したらいいや」と思っていました。ですので、最初は辞めてもいいから給料と経験が積めそうな会社でいいやと軽い気持ちでやってました。

内定を頂いていく中で、証券会社は新卒の平均収入よりも高い業界であることと同時に株のことを勉強できるチャンスだなと思って入社しました。他の会社は給料が少ないことや、経験してもあまり意味がないかなと思ったので辞退しました。

その結果どうだったのか?自分が仕事ができないという絶望感と仕事が嫌になって自主的に株について勉強しなくなり、何も得られないまま退職していくことになりました。

残ったのは仕事が何もできなかったトラウマと就職に対する恐怖感です。次の仕事も何もできないまま終わってしまうのではないかと思うとなかなか再就職しようと思えないです。

こんなことにならないように皆さんは自分に合った目的の仕事を選んでください。

最後に

いかがでしたか?就活は人生の分岐点になるイベントです。不安もあると思いますが、続けていればきっとうまくいくと思います。後悔のないような就活になることを祈っております。

それではまた